パソコンからレンタルサーバーにpushしてファイル管理ができるgitを利用する方法

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主にファイル管理に有効なgitというシステムは、効率的に業務を進めることができます。

そのため、特にWEB関係の仕事をされている方が日常的に利用することも多いツールの1つです。ここでは、gitに対応しているレンタルサーバーとその特徴やパソコンとレンタルサーバーを連携させてgitを利用する方法、アップロードの工程をご紹介します。

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gitの特徴

gitを利用することで、アップデートが円滑に進みます。また、gitで管理しているファイルは全て編集した履歴が残るので、ソフトウェアのバージョンを問わず、多数作成したファイルも保存しやすいです。そして大きく次の3つの特徴が挙げられます。

1つは編集履歴を複数人で管理できることです。チームで作業を行なっている場合、不具合を確認した時や修正が必要になった時も素早く対応できます。2つ目は、古いバージョンのファイルも新しいバージョンのファイルもまとめて管理できることです。

バージョンアップが行われ日々データが更新されていきますが、今までのファイルを全て管理できます。システム1つで一括管理できるのでとても便利です。3つ目は、各々が修正を加えた部分を取り合わせることが可能なことです。

そのことから大人数で行う作業も効率よく進みます。

快適にgitを利用するためにおすすめのレンタルサーバー

快適にgitを利用するためのレンタルサーバーは、利用環境や利用する機能によって、選ぶ種類が異なります。そこでいくつかのパターンと共に、それぞれにおすすめのレンタルサーバーの種類を見ていきます。まずは、プログラミングの言語が並んだソースコードの管理をしたい場合や、特定のプラットフォームで計画した業務を行うためにgitを利用する場合、少ない規模で使用する場合は共用サーバーの利用がおすすめです。

共用サーバーを利用するメリットは、コストを抑えられることと、サービスを提供している会社が主なサーバーの運用を行なっていることで、初めてレンタルサーバーを利用するという方も、心配なく利用しやすいことが挙げられます。

次に、gitのシステムを活用してデータの保存やweb上に公開することができるGitHubのコストをできるだけ上げずに利用したい場合、中人数から大人数での作業を時考えている場合は、仮想専用サーバーの利用がおすすめです。

仮想専用サーバーは、英語ではVPS(Virtual Private Server)と呼ばれています。共用サーバーのように複数人で1つのサーバーを利用することができ、仮想空間でそれぞれがサーバー管理を行える仕組みになっています。

メリットとして、共用サーバーよりも自由度が高く、自分で全ての設定のカスタマイズや管理、運用などを行う専門サーバーよりもコストを抑えながら、自分なりのサーバー管理ができることが挙げられます。

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パソコンとレンタルサーバー連携させてgitを利用する

初めに、パソコンからレンタルサーバーへとファイルをアップロードする工程を見ていきます。

そこで、パソコンからレンタルサーバーを繋いでいるのがGitHubです。

そのため、まずはパソコンからGitHubにデータをpushして入れます。次にレンタルサーバーからPULLで引き出して、Git Hubのデータのコピーを行います。最後のGitHubのデータをコピーする工程でアップロードを行うのであれば、2つの方法が挙げられます。

1つはパソコンで作成したサイトを、まだサイトがないレンタルサーバーに全てをアップロードする方法です。2つ目は1つ目の工程が済んでいる状態から、レンタルサーバーにパソコン上で編集を加えたサイトのデータをアップロードする方法です。

パソコンで作成したサイトをレンタルサーバーに全てアップロードするまでの工程

ここからは、パソコン上のサイトをレンタルサーバーにアップロードをする場合の工程を見ていきます。ちなみに、先ほどのパソコンからレンタルサーバーにアップロードを行う2つの方法の1つ目にあたる方法になります。

まず、パソコンでローカルリポジトリと呼ばれるフォルダを作成します。これは、gitにバックアップするファイルを入れるために必要な工程です。新規フォルダを作成できたら分かりやすいフォルダ名を設定します。次にコマンドプロンプトを開いてフォルダにコピーします。

完了したら、アップロードするファイルを全部このフォルダにコピーを行います。gitの管理ができたら、先ほどパソコンで作成したデータにバックアップの保存を行います。そこからいよいよGitHubにデータをそのままコピーする工程に入ります。

ここでGitHubにログインして管理画面でページの更新を行い、パソコンのデータが入っていることが確認します。その後、サーバーにGitHubに入っているファイルの丸ごとコピーを行います。コピー終えたら、ネットワークを介してコンピュータにアクセスして遠隔で操作を進めるターミナルソフトの起動して文字だけのターミナル操作でレンタルサーバーにSSHで接続を行います。

接続が済んだら、今からコピーするフォルダにGitHubのデータの移動をして、完了になります。これらが全体の流れになります。

レンタルサーバーにサイトをアップロードした状態からフ編集を加えたデータを新たにアップロードする工程

続いて、パソコンのサイトをレンタルサーバーにアップロードは済んでいる上で、そのサイトをパソコンで編集した場合のアップロードの工程を見ていきます。はじめに、これからアップロードするファイルを選んで、初めにアップロードする時に使用していた同じフォルダの中に入れます。

次にコマンドプロンプトを開いてフォルダのコピーを行います。その後、指定されている文字列を入力してpushします。そして最終工程として、レンタルサーバーにログインして引き出すPullを行います。まずターミナルソフトを開いてレンタルサーバーにSSHで接続します。

これは初めてアップロードをする時と同じ工程です。最後にエラーが出ることなく、プラウザでサイトが更新されていればGitHubへデータのアップロードが無事完了です。これが2回目以降のアップロードを行う時の全体の流れになっています。

あらかじめアップロードを行なっている状態から再度行う形なので、全体の工程が比較的少なく完了します。

WEBで仕事をする全ての人に効率的な業務を

gitに対応しているレンタルサーバーを、利用環境に合わせて最適な種類を選んで業務に導入すると、日々のファイル管理やアップデートが効率的に行えます。様々なデータを扱うweb関係の仕事をされている方はチームでのプロジェクトにも活用が期待でき、とても便利なシステムであることは勿論、事務的な作業で沢山のファイルを管理するという方にもおすすめです。